任意保険の必要性
■任意保険とは‥
自賠責保険とは違い、自動車任意保険はあくまでも任意で加入する保険ですから、必ず加入しなければならないものではありません。実際に、自賠責保険にしか加入していない運転者もいるようです。
自動車を運転中、相手の車と衝突し、相手にケガを負わせてしまったとします。自賠責保険の補償は人に対する損害に限られていますから、自賠責保険で補償されるのは、ケガをした相手のみということになります。
事故で破損してしまった相手の車や自分の車の損害、自分の車に同乗していた人のケガや自分自身のケガについては、自賠責保険の補償範囲外ですから、任意保険に加入していない場合は、自腹を切ることになるのです。
また、ケガを負わせてしまった相手に、自賠責保険の賠償限度額を超える額が必要になった場合も同様に、自腹で支払わなければなりません。
こういった、自賠責保険ではカバーしきれない部分を補償する保険が任意保険です。
■自賠責保険だけでは足りない
昨今の損害賠償額は非常に高額な場合が多く、自賠責保険の限度額(死亡時3,000万円、傷害では120万円、後遺障害では最高で4,000万円まで)を優に超えているのが現状です。
平成10年5月に起きた交通事故で後遺障害を負った被害者29歳男性会社員への賠償額は38,281万円、平成14年11月に起きた交通事故で死亡した被害者38歳男性開業医への賠償額は36,750万円、また、平成15年5月に起きた交通事故で後遺障害を負った被害者25歳女性会社員への賠償額は34,614万円(損害保険料率算出機構「交通事故高額賠償判決例(人身事故)」(平成20年度)より抜粋)というように、億単位の損害賠償額を請求されていることを考えると、自賠責保険への加入だけでは安心できないのが本当のところではないでしょうか。
もしもの時のために、任意保険に加入しておくことに越したことはないと言えそうですね。
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